子供が成長する過程で「片付けを全くしない」「おもちゃなどの収納場所をどう作ったらいいのかわからない」と悩む親は多いでしょう。
しかし、闇雲に収納スペースを増やしても「やっぱり片付けてくれない」「居住スペースが減った」などのストレスが増える場合も少なくありません。
そこでおすすめなのが、子供に合わせた収納の工夫を取り入れることです。
自ら片付けてくれるので親のストレスを軽減できるほか、どのくらいの収納スペースが必要なのかも見えてくるでしょう。
そこで本記事では、子供が自ら片付けたくなるような収納の工夫について徹底解説していきます。
フルハウス株式会社で約1年前に理想の家を建てた私が、子供部屋やキッズスペースの必要性についても語っていきますのでお楽しみに!
「子供が片付けてくれない」「新築での子供部屋やキッズスペースはどのくらい必要なのか」と悩みを持っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
部屋が散らかってしまう原因3選
そもそも部屋が散らかってしまう原因は何だと思いますか?
環境や子供の性格、そのほかの要因も考えられますが、ここでは大きく3つに分けて解説していきます。
1.収納スペース不足
2.子供の片付け習慣が未熟 3.成長に合わせてものが増える |
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.収納スペース不足
収納スペース不足は、多くの人が実感している原因の1つです。
子供部屋が小さかったり、家自体が狭かったりと環境的な理由で置けるスペースが制限され、子供に合わない収納が増えてしまう場合も少なくありません。
例えば、家族や兄弟で1部屋を共有している家庭はタンスやクローゼット、収納棚も一部のスペースしか使えないので置き場に困るものが増えます。
ものが散乱しない状態を作るには、十分な収納スペースを確保できる環境づくりが必要です。今の生活スペースが最適なのかも検討してみてください。
2.子供の片付け習慣が未熟
2つ目の原因は、子供の片付け習慣が未熟だからです。
特に幼少期は、片付け習慣が身についていないことが多く「片付けなさい」と言われても意味が理解できなかったり、どのように片付ければ良いかわからなかったりします。
また、お友達が遊びに来るとおもちゃを出しっぱなしにする場合も少なくありません。
「遊ぶ」「散らかす」「片付ける」のサイクルを習慣化できるようになれば、子供自ら片付けられるようになるので親も一緒に意識してみてください。
3.成長に合わせてものが増える
3つ目の原因は、大きくなる過程で必要なものが増えるからです。
子供の成長に合わせておもちゃや衣類、学校用品などとものが増えるのは当然です。
しかし、使わなくなったものや不要になったものなどをそのままにしていると整理整頓が追いつきません。
子供にとっては「どんな些細なものでも宝物!」ですが、欲しいものを与え続けるだけではマイナスに作用する可能性もあります。
買う前に必要なものかを一緒に吟味したり、定期的な整理整頓と断捨離を行ったりしてプラスの成長につなげてみてはいかがでしょうか?
進んで片付けたくなるひと手間3選
部屋が散らかってしまう原因がわかったところで次は、子供自らが進んで片付けたくなるひと手間を3つ紹介していきます。
1.おもちゃを仕分ける
2.箱の種類をしぼる 3.楽しみを作る |
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.おもちゃを仕分ける
収納を増やす前に、まず必要なおもちゃと不要なおもちゃに仕分ける作業が必要です。
なぜなら「3.成長に合わせてものが増える」でお伝えしたように、ものが増えると整理整頓が追いつかなくなるからです。
また、量が多いと管理が大変になるだけでなく、収納スペース自体が足りなくなる場合も少なくありません。
まずはおもちゃを「遊ぶ頻度」で仕分けましょう。
不要なものを判断するのは難しいですが、お気に入りのものを選ぶのは簡単です。
子供と一緒にお気に入りのものを選び、収納に必要なおもちゃの量を把握していきましょう。
2.箱の種類をしぼる
おもちゃの仕分けができたら、次は箱の種類を絞っていきます。
箱を用意したのに片付けてくれないという経験はありませんか?それは、子供に合っていないからです。
親の趣味やインテリアとの相性をみて選んでも、子供自身が片付けを行わなければ意味がありません。
まずは、子供と一緒にメインの箱を3種類選び、入れるおもちゃを決めていきましょう。
子供自ら片付けたいと思わせるには、難易度が低めのお気に入り収納を本人に選んでもらうのが一番です。ストレスをなくし、片付けのハードルを少しでも下げる工夫を取り入れていきましょう。
3.楽しみを作る
お気に入りの収納を見つけたら、楽しく片付けを行えるように工夫を考えます。
自ら片付ける習慣を身につけるには、長く継続していくのが一番です。
しかし、習慣化するのは大人でも容易ではありません。
そこで、言葉以外だけでなく目に見えるご褒美を取り入れ「片付け=楽しい」と思ってもらえるように工夫しましょう。
例えば、おもちゃの量を見直せたら「豪華なおやつ」のようにご褒美を用意したり「元に戻すゲームスタート!」のように片付けをゲーム感覚で行ったりしてみてください。
子供が好きなこともしくは楽しいことと絡めて「片付け=楽しい」を習慣化していきましょう。
【未就学児】収納の工夫2選
簡単なひと手間で、楽しく片付け習慣が身につけられると親子ともに嬉しいですよね?次は、年代ごとに分けて収納の工夫を解説していきます。
まずは、未就学児に対応した収納の工夫2選です。
1.大きくて柔らかい素材の収納ボックスを用意する
2.目線の高さに設置する |
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.大きくて柔らかい素材の収納ボックスを用意する
1つ目の工夫は「大きくて柔らかい素材の収納ボックスを用意する」です。
未就学児はおもちゃ類が多いので、入れやすさを重視したうえで片付けのハードルも低くできる収納が欠かせません。
また、小さな子供はつまづいて転んだり、歩き始めの頃はよろけたりするので、ぶつかっても痛くない素材のものが安全です。
例えば、布の入れ物やソフトケース、無印のやわらかポリエチレンなどであれば丈夫なうえ、ぶつかっても痛くありません。
安全面と使い勝手の良さ、難易度の低さでお好みの収納ケースを一緒に選んでみましょう。
また、おもちゃを収納する際は1つ目の箱に「ぬいぐるみ類」2つ目の箱に「積み木類」ように1つの箱に「1つのカテゴリー収納」を心がけて作ってみてください。
2.目線の高さに設置する
2つ目の工夫は「目線の高さに設置する」です。
収納場所を子供の目線より高くしてしまうと、片付けをしたくても届かないだけでなく、片付け自体がストレスに感じてしまう場合も少なくありません。
大人でも高い場所への収納は抵抗があるうえ、背伸びやジャンプをしてまで取ろうと思いませんよね?
子供と同じ視点に立つとさまざまな気づきがあります。
成長を支えながら「どうすれば楽しく片付け習慣を身につけられるか」で収納方法や場所を考えていきましょう。
【小学生以上】収納の工夫2選
次は、小学生以上に対応した収納の工夫についてです。
幼稚園の頃に比べてランドセルや教材、文房具などの学校用品が増えるため、収納場所が決まっていないものも多いのではないでしょうか?
そんなときでも上手く収納できる工夫を2つ紹介していきます。
1.学校用のアイテムは一箇所にまとめる
2.高さ調整ができる収納アイテムを採用する |
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.学校用のアイテムは一箇所にまとめる
ランドセルや教材、文房具などの学校用品は、一箇所にまとめて収納するのがおすすめです。
分散してしまうと、どこに置いたかわからなくなり、探す時間と手間がかかります。
一箇所に収納をまとめれば「ここを探せば見つかる」という状態にできるので、無駄に探し回る必要もありません。
特に、勉強机は収納力に優れているので、思っているよりもたくさんのものを納められます。
例えば、机の引き出しに文房具やプリントを収納したり、椅子の下にランドセルをしまったりできるので、学校用品をまとめて置く場所として最適です。
居住スペースに余裕がある家庭なら勉強机の購入を検討してみてはいかがでしょか?
2.高さ調整ができる収納アイテムを採用する
「2.目線の高さに設置する」でもお伝えしましたが、子供の目線に合わせた収納作りが片付けのストレスを軽減します。
そこでおすすめしたいのは、高さ調整ができる収納アイテムを採用することです。
子供の成長スピードは早く、せっかく買った収納棚の高さが合わなくなる場合も少なくありません。
しかし、高さ調整が可能であれば長く使用できるだけでなく、使う人に合わせたオリジナルの収納棚が作れます。
身長にマッチした収納は、出し入れをスムーズにしたり、管理をしやすくしたりできます。
小さいうちから自己管理能力を身につければ、自然と片付けが日常の習慣になるでしょう。
【経験者は語る】子供部屋やキッズスペースの必要性!
家庭で取り入れられそうな収納の工夫は見つかりましたか?ここからは、フルハウス株式会社で1年前に理想の家を建てた私が「子供部屋」と「キッズスペース」の必要性について解説していきます。
1.子供部屋は「最低4.5畳」欲しい!
2.キッズスペースはリビングの1角で十分 |
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.子供部屋は「最低4.5畳」欲しい!
子供部屋の大きさは、設計士さんや社長さんともよく話し合ったのち「最低4.5畳」欲しい!という結論に至りました。
理由は「育った環境」と「予算」の2つです。
高校生になるまでは個室で生活した経験がなかった私は「子供部屋っている?」と思っていましたが、設計士さんや社長さんは「絶対に個室はいる!特に男女の兄弟になったら余計ね!」と助言してくれました。
小中学生になると思春期や反抗期に入る子も多く、プライベートな空間と時間を大切にしなければいけません。家庭円満のためにも、子供それぞれの部屋が必要であると改めて感じました。
そして、6畳の子供部屋を設計士さんに作ってもらいましたが、材料費の値上がりと予算の関係で断念せざるを得ませんでした。
しかし、私の育った家では「4.5畳の部屋」にベッドや冷蔵庫、机、収納棚を置いて生活していたので、勉強と就寝のみであれば不自由はないと経験から確信できました。
収納棚やベッドを置くと4.5畳は狭く感じるかもしれませんが、限られた予算で理想を叶えるには妥協も必要です。
自らが経験した生活環境と職人さんの意見を元に作った子供部屋は、子供が大きくなってからどんなふうに変化していくのか。とても楽しみです!
2.キッズスペースはリビングの1角で十分
次に、キッズスペースについてお伝えしていきます。
子供が目の届く範囲にいるなかで家事をするには、リビングの1角にキッズスペースを儲けなければいけません。
もともとLDKではない家庭で育った私は「絶対LDKが良い」と即決でした。
現在まで生活をしてきてキッズスペースの広さは2畳くらいで十分だと感じています。
もちろん、成長すればハイハイしたり、歩き回ったりするので狭く感じますが、おもちゃ置き場や遊び場として使用する分には十分なスペースといえるでしょう。
リビングは1日のなかで最も長く滞在する場所であり、子供にとっても例外ではありません。
大きな部屋の中にそれぞれの居場所があると安心できるので、子供にも同じように作ってあげてください。
まとめ:理想の実現にはオーダーメイド!親子で楽しく片付けを習慣化!
というわけで、今回は子供自ら片付けたくなるような収納の工夫についてお伝えしていきました。
子供が片付けたくなるような収納を作るには、子供自身が気に入る収納アイテムを選んでもらうのが一番です。
また、子供1人で片付けを習慣化していくのは難しく、継続するには親の手助けが欠かせません。
子供のやる気や競争心を掻き立てるような楽しい戦略を考え、親子で楽しく片付けを習慣化してください。
そして、理想の子供部屋やキッズスペースを叶えたいなら、オーダーメイドが一番です。
特にフルハウス株式会社では「こだわりの家づくり」を提供し、あなたの理想を叶えてくれます!
家づくりは人生で一番大きな買い物といっても過言ではありません。
「こだわった家づくりを後悔なくやりたい」というのであれば、ぜひフルハウス株式会社でのオーダーメイドを検討してみてください。